山口県文書館 中秋の名月瞑想会
9月10日の中秋の名月、みなさんは鑑賞することができましたか?
毎年曇り空で満月を愛でられないですね、と参加者の方々とお話しをしました。
満月を見ることができず残念な思いを抱いたのは、私達だけではなかったようです。
名月や 北国日和 定めなし
芭蕉
ただ、その前日、つまり中秋の名月の前夜、宿の主人に勧められ、芭蕉は氣比神宮にて美しい月を愛でることができたようです。
(今日、氣比神宮様と少しご縁ができました!いつかご報告いたします)
その2日前、山口県文書館にて萩藩の参勤交代記録を調査し、蓮華寺が休憩のために利用された記録をさらに2例見つけることができました!
パチパチパチ〜(拍手)
【概要】
9月8日 9時〜17時
山口県文書館(山口市)
調査ご協力(有志)柳川真由美先生(福山大学人間文化学科准教授)
文政年間〜文久年間の約40年
約110冊の萩藩の参勤及び下向記録
萩〜江戸まで約40日
約1週間で尾道(宿泊)→今津、赤坂(休憩)→神辺(昼休み)→矢掛(宿泊)というルートを辿るのが通常の行程であったようだ。
もちろんこれはすべての記録のごく一部ですが、蓮華寺が脇本陣としての機能を果たしていたという根拠になると考えられます。
蓮華寺通信にて詳しくご報告したいです。
(もちろん、山口名物外郎(ういろう)をお持ち帰りしたのは言うまでもありません)