琴線に触れた言葉

皆様、こんばんは。昨日は小正月。もう一月が半分過ぎましたね。

1月19日に、御下がりのお餅をお子さんやお母さんたちにお接待して、お正月行事のフィナーレとしたいと考えております♪

その下準備は明日かな~。水に浸して、固くなったところなどを削っておきます。

きな粉、よし、醤油よし、あ!ホットプレートあと一枚(単位が良くわからない)必要。

あんこも買い足しておきましょう。ぜんざいにします。大根おろしもしておきたいですねぇ。

最近、個人的に気分が落ち込むこともあり、それも「こうあるべきなのに」という期待を裏切られることによって生ずる、まさに「幻」を求めている「煩悩」からくるものなのだと実感。あるがままを受け入れ、こつこつと歩んでいきたい、と願う今日この頃。

最近、琴線に触れた言葉をご紹介します。

一つは、数年前に世間を騒がせ、様々なものを「捨て(失い?)」、現在狩猟生活などをしている俳優さんの言葉。ある雑誌の対談からの言葉です。

(東出さん)僕も大きなトラブルに直面して、事務所も辞めて、一時期は「詰んだな」と思ったときもあった んですが、今は特に悩みがないん です。きっと、「生きている」って ことに実感が伴っているからだと 思います。今って、日本人のおよ そ7割弱が「どこか具合が悪い」って答えるらしいんですよね。

(編集長)わかります。アンケートでも、健康の悩みが上位にありました。そして、実は僕も具合が悪いです・・・・・・。頭やお腹が痛いと、つい ネットで原因を調べちゃうんです よね。それで危険なワードが出ると、さらに不安になっちゃっ て。あれ、やめたほうがいいなと思いました。

(東出さん)可視化すると、 わかったような気になれるんですよね。それは快楽のひとつなのかもしれないけれど、 便利になったことで人間は忙し くなってしまったとも思うんで す。スマートウォッチをつけて、いつも通りの電車に乗って、食生 活が乱れてるからと1品目が入っ たサラダを食べて。そんな味気ない食事をしながら、会議で疲れ果てて、家に帰ってスマート ウォッチを見て「ストレス値が高いな」なんて、また不安になると いう。

(中略)

自分がストレスを感じているかどうかの判断ですら機械に任せてしまうとと、生きる力が失わ れていくような気がします。山にいると、空の色とか、川の音 とか、島の鳴き声とが、そういうものに気持ちを持っていかれるから、生きていることが実感しやすい。あとは、自然と体を 動かせるのも大事だなと思います。

(編集長)そういえば、東出さんはタバ コを吸いますよね。

(東出さん)もうやめました。私の師匠 である登山家の服部文祥さんと 一緒に山を登ったときに、そのスピードに着いていけなくて、足手まといになってしまったんですよ。でも、山でスタミナが切れると滑落の危険がある。それでタバコをやめることにしたんです。

僕も建部さん(編集長)と同じように、命の危険を感じたからでき たのかもしれません。猟師として動物と対峙してきたからわかるんですが、生き物って最後ま で「生きたい」って思っているん ですよね。だから僕もきっと、意外と生きたいんだと思います。

『MONOQLO』2024年10月号より